【社長向け】今さら聞けない検索エンジンと検索結果の関係

検索エンジンと検索結果の関係
  • 検索エンジンの仕組みが分からない
  • ホームページを公開しても検索結果に出てこない

あなたもGoogleやYahoo!を使って、何か検索することは慣れっこと思います。

検索キーワードを入れて、検索ボタンを押すと、検索結果が表示されますよね。

今回は、検索キーワードから検索結果が表示される仕組みについてお話しします。

どうやって検索結果が返されているのか?

検索キーワードから検索結果が表示されるまでの仕組みは、イメージにするとこんな感じです。

検索結果の仕組み

例えば、あなたが今、オーダーメイド家具を探しているとしましょう。

その場合、GoogleやYahoo!を使って「オーダーメイド家具 販売」といったキーワードで検索するのではないでしょうか。

そうすると、オーダーメイド家具の販売業者サイトや個人のブログ、通販サイトなどがずらりと表示されますよね。

この時、検索エンジンというロボット(正確にはプログラム)が「オーダーメイド家具を販売している会社のホームページ」を自分のデータベース(辞書)の中から探し、検索結果として返しています。

表示順位はどうやって決まる?

ところで、1位がA社のサイトで、2位はB社のサイトというふうに、検索結果には順位がありませんか?

この順位って、誰が決めたのでしょうか。

答えは…、検索エンジンのみぞ知る、です。

Googleの検索エンジンでは200を超える独自ルールがあるようですが、非公表なので、どんな独自ルールで決められているのか誰もわからないんです。

ただ、傾向として言えるのは、

  • ホームページの「内容」の質がいい(一番重要!)
  • 検索キーワードにマッチしている
  • 多くの人にアクセスされている
  • よく更新されている

などが挙げられます。

検索結果に上位表示される方程式

質のいいコンテンツ多くのアクセスがある=キーワードにマッチしていて多くの人に役に立っている=つまり、いいサイト!だから上位表示させるよ

という方程式が成り立つと考えていいです。

私も含め、WEBマーケターやSEOコンサルタントが「質のいいコンテンツ(ホームページやブログ)を作りましょう」と提唱しているのは、このためなのです。

検索エンジンにインデックス(登録)されるには

検索結果にあなたのホームページを表示させたいと思ったら、まず検索エンジンのデータベースにインデックス(登録)されている必要があるとお話ししました。

検索エンジンにインデックスされるには、2つの方法があります。

  1. クローラーをじっと待つ
  2. クローラーを呼ぶ

ホームページの情報を検索エンジンに登録するには、あなたのホームページにクローラーが来てくれないことには始まりません。

クローラーというのは、簡単に言うと検索エンジンの子分です。

ホームページを見つけたら、その情報を親分である検索エンジンに伝えることがクローラーのお仕事です。

イメージとしては、こんな感じです。

検索エンジンの仕組み

ただ、2021年現在で有効なホームページは世界中で4~5億サイトと推定されているので、このクローラーたちは日々大忙しなのです。

なので、あなたのホームページにクローラーがやってくるのは、いつになるか分かりません。

それならば、あなたがクローラーを呼んじゃいましょう!

ということで、Googleの無料サービスSearch Console(サーチコンソール:旧ウェブマスターツール)を使えば、クローラーをあなたのホームページに呼ぶことができるので、あなたのホームページをインデックスすることができます。

インデックスされたら即反映されるのか?

検索結果に表示されるには、検索エンジンのデータベースに登録されることが大前提とお話ししてきたのですが、細かいことを言うと、特定のキーワードで検索結果に表示されるかどうかは検索エンジン次第です。

これは、昨日のお話しなのですが、金沢市に本社のあるクライアントさんのホームページを午前11時半に公開し、午後1時にSearch Consoleからインデックス送信を行いました。

午後6時には、ホームページがインデックスされていることを確認したので、クライアントさんの会社名で検索してみましたが、まだ検索結果には表示されませんでした。

ところが、

「金沢市 ●●●(業種) ■■■(会社名)」のキーワードで検索すると、1位に表示されたのです。

検索キーワードによって、検索結果に表示される場合とそうでない場合があるということです。

この現象は、このクライアントさんに限ったことではなく、これまでのクライアントさんにも共通します。

では、社名だけで検索したときに、検索結果に表示されるのはいつなの!と思いますが、これまた検索エンジンのみぞ知る…なのです。

こんなことを書いていたら、とても気になってきたので、今ほど上記のクライアントさんの社名だけで検索してみました。

おーーーっ、なんとっっっ!!!

今日の午後7時の段階(インデックス送信してから30時間経過)で、社名のキーワードだけで9位に表示されていました!

まだ出ないだろうなと思っていたので、正直ちょっとびっくり^^;

今回はたまたま公開翌日に社名キーワードで検索結果に表示されるようになりましたが、いつになるか分からないクローラーを待つより、まずはあなた自身でクローラーを呼んだ方がインデックスされるのが早いことはお分かりいただけたのではないでしょうか。

検索エンジンの種類

日本で検索エンジンというと、GoogleやYahoo!が有名なところです。

GoogleとYahoo!は同じGoogleの検索エンジンを使用しているのですが、検索エンジンはGoogleしかないかというとそうではありません。

お国が変われば、ユーザの使用する検索エンジンも違うんですね。

  • Google
  • Yahoo!(国内シェア第2位の検索エンジン)
  • Bing(米Microsoft社の検索エンジン)
  • Baidu(百度。中国国内シェア70%以上)
  • NAVER(主に韓国)
  • Yandex(主にロシア)
  • DuckDuckGo(アメリカで開発された検索エンジン)

日本で使用されている検索エンジンTOP3

では、日本で使用されている検索エンジンTOP3を見ていきましょう。

分析サイトStatCounterによると、パソコン、スマホとも、下記の順になりました。

  1. Google
  2. Yahoo!
  3. Bing

やはりGoogleはトップ独走ですね。

Bingは、Windowsに標準装備されている検索エンジンです。

パソコンの検索エンジンTOP3の使用比率

同じく分析サイトStatCounterによるデータです。

1年前と比べると、GoogleとYahoo!が若干利用率が下がっていて、Bingが少し伸びているようです。

パソコン検索エンジンTOP3
デスクトップ検索エンジンTOP3

スマホの検索エンジンTOP3の使用比率

スマホの場合は、Yahoo!とBingが若干伸びていて、Googleは少し下がっています。

スマホ検索エンジンTOP3
スマホ検索エンジンTOP3

日本で使用されている検索エンジンTOP3では、Googleがぶっちぎりで1位ではありますが、2位のYahoo!との差はありつつもBingが3位を死守していることは事実ですね。

まとめ

ホームページを公開しただけでは検索結果に表示されない理由や、検索エンジンやクローラーの仕組みがお分かりいただけたでしょうか。

まずはあなた自身でクローラーを呼んで、ホームページを検索エンジンに登録するところから始めましょう。

Bingを使って検索する人が一定数いる以上、検索結果に表示されないというのは機会損失につながりますから、Bingにもぜひインデックス送信してくださいね。