- ブログを書かないといけないと分かっているけど書けない
- いざ書こうと思っても、手が止まってしまう
よくいただくご相談内容のTOP3に入ってもいいと断言できるほど、「文章が書けない」というお悩みは多いです。
クライアントには、「ホームページも大事だけど、ビジネスブログの更新も大事ですよ」とお伝えしているので、大事なことはお分かりいただけているご様子なのですが…。
「ただ、やっぱり書けない。」
お電話口で照れ笑いされることも、しばしば。
もし、あなたも同じようにお悩みなら、この記事がお役に立てると思います。
文章が書けないというのはウソ
日本語の読み書きをできるのであれば、文章が書けないというのはウソになります。
あなたが「書けない」と思っているのは、本心は「(かっこよく)書けない」という意味ではありませんか?
ビジネスブログの記事にしても、ホームページの記事にしても同じですが、まず「かっこいい」必要はありません。
大切なのは、「伝えたい相手に伝わるかどうか」です。
ですから、ちょっと難しいかもしれませんが「かっこよく書こうとしないこと」を意識しましょう。
かっこよく仕上げて逆効果にならないために
社長であるあなたなら、ビジネスブログやホームページだけでなく、異業種交流会などでも自社紹介をする場面はあると思います。
あなたのことを知っている人ならまだしも、知らない人に自社紹介するのであれば、やはり「伝わるかどうか」が一番のポイントです。
例えば、以下のような会社紹介はどうでしょう?
「弊社は、独自の◯◯◯法を取り入れ、顧客の成功を第一としており、お客様にエキサイティングな体験をしてもらいながら夢を叶えるコンサルティング会社です。」
ん?なんて?ってなりますよね^^;
成功や夢というのは、もちろん素敵な言葉ですし、私は嫌いじゃありません。でも、現実問題として、お客様によって成功や夢の規模・種類はさまざまです。
このざっくりとした、ぼんやーりとした「成功」や「夢」という表現では、残念ながら誰にも伝わらないのです。
まずは箇条書きにすること
言いたいことは、あなたの頭の中にはたくさんあるはずです。
なので、さきほどの自社紹介メッセージで伝えたかったことを、箇条書きにすることから始めてみましょう。
- △△コンサルティング会社である
- 独自の◯◯◯法という強みがある
- ◯◯◯法があれば確実に売り上げがあがる
- ◯◯は□□で困っている人をハッピーにできる
- 顧客の夢を叶えることをモットーにしている
- おれたち、すごいんだぜ!
など、どんなことでもいいので箇条書きにしてみましょう。
少しずつ繋げてブラッシュアップする
箇条書きが終わったら、「誰に何をする会社か」を意識してながら少しずつ文章にしていきます。
先程の箇条書きから、まずはこんな文章が作れます。
「弊社は、独自の◯◯◯法という強みがある△△コンサルティング会社です。◯◯◯法があれば確実に売り上げがアップし、□□で困っている人をハッピーにできます。」
ハッピーにできる、という表現も少し曖昧ですね。
「ハッピー」に、もう少し具体性を持たせるためには、実際にハッピーになったお客様の声を入れてみるというもの効果的です。
「弊社は、◯◯◯法という強みがある△△コンサルティング会社です。◯◯◯法は、特に□□でお困りのお客様に最適な解決策です。”これまでの苦労はなんだったんだ!”と驚きと喜びのお声をたくさん頂戴しております。□□にお困りの方は、遠慮なく弊社にご相談ください。」
いかがでしょう。
夢や成功といった「かっこいい単語」はなくなりましたが、その代わり「誰に何をする会社か」伝わる文章になったのではないかと思います。
今回の自社紹介文は単なる例ですが、他の文章を書くときも基本的には手順は同じです。
- まずは言いたいことを箇条書きにする
- 少しずつ文章をつなぎ合わせていく
- ブラッシュアップしながら仕上げる
この流れで文章を作っていくと、小さな言葉のつなぎあわせなので割と簡単に文章が仕上がります。
「よしっ!一文作るぞ!」と最初から意気込んでしまうと、ゴールが高すぎてしんどくなってしまいますから、小さなところからコツコツと積み上げていきましょう。
仕上がった文章は、できるだけ従業員やご家族、ご友人などに見てもらいましょう。
分からないところはないか、読みづらいところはないかをチェックしてもらうと、また新しい言葉やフレーズが生まれてくる時もありますから。
まとめ:まずは頭の中の情報を箇条書きにするところから
今回は、会社紹介を題材として文章の作り方をお伝えしました。
キャッチコピーになると話は別ですが、ビジネスブログでもホームページでも、「カッコ良い文章」を書く必要はありません。
「伝えたい人に伝わる文章」が何より大切だということを忘れないでくださいね。
文章を作るときの基本は下記の3ステップです。
- まずは言いたいことを箇条書きにする
- 少しずつ文章をつなぎ合わせていく
- ブラッシュアップしながら仕上げる
この手順でテキストを書いていると、「文章を書ける波」に乗れるタイミングがあります。
サーフィンと同じで、いったんこの波に乗ってしまえば、他の表現が思いついたり意外とスムーズに書き進むことができますよ。
相手はあなたを知っている人とは限りませんから、「伝えたい人に伝わる文章」を心がけましょう。