先日、クライアントから前年度対比で売上があがったと嬉しい報告がありました。
そして、いただいた資料を見てみると…
前年度比「120%増」
すごいじゃないですか！約2倍！
ワクワクしながら詳しい数字を見てみると、、、
「120%増」ではなく「120%」なのでは？という疑問が。
なので、今日は前年度比「120%」と「120%増」の違いについてお伝えしますね。
「120%」と「120%増」では2倍も違う
前年比120％とは？
前年比120%とは、簡単に言えば、前年の売上と同じ金額にプラスして20%増えた、ということです。
仮に昨年の売上が1,000万円で、今年の売上が1,200万円だったとしましょう。
そうすると、1,200万円÷1,000万円＝1.2。
割合で言えば、1.2×100＝120%です。
去年の売上より20%（200万円）増えたわけです。
今年の売上＝前年の売上＋前年売上の20%
「前年度比120%」の場合は、昨年と比べて1.2倍の売上になったことになります。
前年比120％増とは？
では、この120%に「増」や「プラス」が付いたらどうなるのでしょうか。
同じように、去年の売上が1,000万円だったとしましょう。
「前年度比120%増」ということは、去年の売上分100%にさらに120%が上乗せされたということになります。
今年の売上＝前年の売上＋（前年の売上＋前年売上の20%）
去年の売上1,000万円に、さらに去年の売上の120%分がプラスされた金額なので今年の売上は2,200万円になります。
「前年度比120%増」の場合は、去年の2.2倍の売上になった計算です。
まとめ：「120%」と「120%増」では倍違う
前年比「120%」と「120%増」では、増えた金額が異なることがお分かりでしょうか。
ついつい、前年比◯◯％増と言ってしまうかもしれませんが、プラスされる金額が大きく違ってくるので注意してくださいね。