- 大量の画像データを1度に送りたい
- ファイル容量が大きすぎてメールに添付できない
ビジネスシーンの中で、メールを使ってファイルをやり取りするのはもう当たり前の光景ですよね。
でも、こちらからはデータを送れているのに、取引先から「添付サイズの容量制限があって、添付ファイルが削除されているみたいだ」と言われたことはないでしょうか。
あまりに大きなサイズのデータが送られると、メールサーバーに負担がかかってしまうので、メールの送受信サイズを制限している会社は少なくありません。
また、あなた自身もメールを数回に分けて、1通目です、次は2通目です、それから3通目です、と何通もメールを送るというのも非常に面倒ですよね。
- スマホで撮影した画像を100枚送りたい!
- 動画ファイルを複数送りたい!
- ページ数の多いPDFファイルやExcelファイルをたくさんを送りたい!
こんな時に使えるのが、データ転送サービスです。
データ転送サービスを使えば、大容量のファイルをサービス提供元のサーバーにアップロードして、相手にダウンロード専用リンクをお知らせするだけでOK!
相手先やあなたのメールサーバーに負担をかけることなく、データを渡すことができるのです。
今回は、会員登録という煩わしいことをしなくても、無料で今すぐ使える大容量データ転送サービスを3つご紹介します。
データ転送サービスの仕組み
データ転送(送信)サービスとは、このサービスを提供している会社のサーバーにファイルを一時的にストックしておくことができるサービスのことです。
まずは、あたなが相手に送りたいファイルを、サービス提供元のサーバーにアップロードします。アップロードといっても何も難しいことはありません。ドラッグアンドドロップまたはファイル選択するだけです。
アップロードが終わると、ダウンロード専用のURLが自動的に表示されます。このURL(リンク)を相手にお知らせします。
URLを受け取った相手がこのダウンロード専用のURLをクリックすると、ダウンロード専用画面が表示されるので、ダウンロードができるようになります。
このサービスを使えば、あなたの会社のサーバーや相手先のサーバーに負担がかからないので安心して使うことができますね。
データ転送サービスのメリット
なにより、メールサーバーに負担がかからないですし、添付制限ギリギリもしくはメール1通につき1ファイルずつ添付というように何通もメールを送る必要がないことです。
ダウンロードしてもらうための専用リンクをメールでお知らせするだけです。しかも、送る側も受け取る側も会員登録は不要です。
あなたにとっても、相手にとってもストレスなくたくさんのファイルを送受信できるサービスといえますね。
Chatwork上でファイルをやり取りする時にも便利
最近では、Chatworkなどのビジネスチャットツールを使ってファイルを送信することもあるのではないでしょうか。
無料であっても有料であっても、データ容量が決まっているので、サイズの大きなファイルをバンバンやり取りしていると、あっという間に容量オーバーになってしまいます。
そんな時にも、ファイル転送サービスは利用価値がありますよ!
データ転送サービスのデメリット
サービスを提供している会社のサーバーにファイルを一時的にストックしておくことができるサービスなので、どのデータ転送サービスも3日間・7日間というふうに「データの保存期間」が決められているので、保存期間を過ぎると削除されてしまいます。
その場合は、アップロードし直してから再度ダウンロードURLを相手先に通知する必要があります。
いずれにしても、「早くダウンロードしてね!」と相手を急がせることにもなるので、送る方も送られる方も心理的な負担が少しあるかも^^;
登録不要&無料のおすすめデータ転送サービス3選
専用リンクを送るだけって、そんなのセキュリティ大丈夫なの?と思われるかもしれません。どのサービスも、SSL暗号化通信ですし、ダウンロード時にパスワードを入れなければダウンロードできないように設定できますのでご安心を。
間違えた相手に専用URLとパスワードを一緒に送ってしまった!ってことにならないよう、パスワードを設定した場合は専用URLとは別にパスワードをお知らせするようにしましょう。
1.firestrage(ファイヤーストレージ)
firestrageは、なんといっても容量無制限で使えるのがポイントです。また、アップロード画面やダウンロード画面がとてもシンプルなので、迷うことなく操作ができます。
ダウンロード回数制限 | なし |
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1回あたりの最大容量 | 無制限 |
保存期間 | 1時間・2時間・6時間・12時間・24時間・2日・3日・7日・特に指定しない、から選択可能 |
受取確認 | 可能 ※※受取確認とは、相手がダウンロードしたことを通知してくれるオプションです。 |
2.GigaFile(ギガファイル)便
GigaFile便も容量・ファイル数無制限(1ファイル200GBまで)ですが、保存期間が割と長めに設定できるので相手を急がせる申し訳なさは減りますね^^;
GigaFile便のサイトにアクセスすると、いきなりどーんと表示されるので驚かれると思いますが、少しスクロールするとアップロード画面にたどり着けます。
ダウンロード回数制限 | なし |
---|---|
1回あたりの最大容量 | 無制限 |
保存期間 | 7日・14日・21日・30日・60日から選択可能 |
受取確認 | 可能 ※※受取確認とは、相手がダウンロードしたことを通知してくれるオプションです。 |
3.データ便
データ便は月間300万人(※2021年8月現在)が利用するファイル転送サービスです。
「セキュリティ便」というオプションを使うことができ、予期せぬ人からのアクセスを防ぐことが可能です。このオプションは、送信先の受信許可がないとダウンロードできない仕組みになっています。
他のストレージサービスに比べると、1回あたりの最大容量が若干少なめではありますが十分に使えます。
ダウンロード回数制限 | あり |
---|---|
1回あたりの最大容量 | 500MB |
保存期間 | 1時間・2時間・6時間・12時間・1日・2日・3日から選択可能 |
受取確認 | 可能 ※※受取確認とは、相手がダウンロードしたことを通知してくれるオプションです。 |
まとめ:大量・大容量のファイルを送る時はファイル転送サービスを使おう
データ転送サービスを使えば、大量のファイルやサイズの大きいファイルを簡単に相手に渡すことができます。
やり方はいたってシンプル。
サービス提供元のサーバーにアップロードして、相手にダウンロード専用リンクをお知らせするだけです。
間違えた相手に専用URLとパスワードを一緒に送ってしまった!ってことにならないよう、パスワードを設定した場合は専用URLとは別にパスワードをお知らせするようにしましょう。
これで、相手先やあなたに負担をかけることなく、データを渡すことができるので、ぜひ利用してみてください。